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「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」

2022年7月12日

数年前、長崎県の五島列島へ遊びに行った際、「頭ヶ島の集落」を訪れました

「頭ヶ島の集落」は19世紀に潜伏キリシタンが入植し形成された集落で、2018年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつとして世界文化遺産に登録されました。

私は建築を見ることが好きなので、五島列島に点在する教会をいくつか見に行ったのですが、そのうちの一つが「頭ヶ島の集落」にある「頭ヶ島天主堂」でした。

「頭ヶ島天主堂」は石造りの小ぶりな教会で、人の手で建てられたことが随所に感じられる美しい建物です。内部のデザインは、やさしい温かみのある雰囲気で、ステンドグラスなどの装飾も可愛らしいものでした。

この天主堂の建設には信徒自らが加わり、集落の近くで産出する砂岩が用いられました。また、完成するまで10年の歳月がかかったそうです。

 

 

 

 

 

 

◀頭ヶ島天主堂 写真

 

「頭ヶ島の集落」をはじめ潜伏キリシタン関連遺産は、それぞれがドラマチックな歴史を持っています。公式ホームページにも詳しく紹介されているので、ご覧ください。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」公式ホームページ

担当:長崎支店 松尾